この空の青さも気の所為だ
ヨルシカのアルバム「だから僕は音楽を辞めた」に収録されている「八月、某、月明かり」
この曲の歌詞にある、「東伏見の高架橋、小平、富士見通りと商店街」これを目指してひとり出掛けた日の記録。
n-bunaさんが昔実際に過ごしていた場所の風景や出来事を歌詞にしたこの歌、メロディや歌詞が本当に大好きなのでずっと行きたかった場所。八月…ではなく五月だけれど、気持ちよく晴れてそれなりに気温の高い日でした。
ここでは改札を出ずに、乗り換えのみ。でも電車から見えた町の景色がノスタルジックで素敵だったので、今度来たら降りてみたい。
そのまま電車で東伏見駅へ。
南口を出て右手に向かうと、東伏見稲荷神社に向かう参道。線路を右側に見ながら道なりに進んでいくと閑静な住宅街に変わって、駅から10分ほどで神社に到着。
想像していたよりも大きい鳥居!階段を登ってお参り。おみくじを引いて、御朱印もいただきました。
神社のすぐ隣にある東伏見公園。ここから線路を跨いでかかっているのが、歌詞に出てくる「東伏見の高架橋」なのではないかということらしいです。ということで
(写真のセンスがない)
冒頭の写真もこの高架橋の写真ですが、歩いていてずっと青空が視野いっぱいに広がっている景色が気持ち良かったです。
公園は子連れの家族が遊んでいたり犬の散歩をしている人がいたり、のんびり歩いている老夫婦がいたり、地域の憩いの場のような感じ。大きく息を吸い込むと、新緑の爽やかな香りが全身を包み込むみたい。私ものんびりのんびり、公園を歩きました。
(袋に入れられたままのエイミーと、高架橋)
東伏見駅のほうに戻り、駅に着く少し手前のところにある「りんとこーひー」さんにお邪魔しました。
店内でレモンケーキとアイスコーヒーをいただきました。アイスコーヒーは深煎り、中煎り、浅煎りが選べたのですが、店員さんが「レモンケーキにはフルーティーな味わいの浅煎りもおすすめですよ」と教えてくださったので、浅煎りに。
ほろほろして甘酸っぱいレモンケーキと、さっぱりした浅煎りのアイスコーヒー、とっても美味しかったです…!歩いて疲れていたので、本を読みながらしばしまったり。
ご夫婦の店員さんはすごく優しくて、常連さんも多くいらっしゃっていたので、町の方々にたくさん愛されているカフェなんだなぁと、温かい気持ちになりました。アイスカフェラテをテイクアウトして、店員さんに「また来ます」と言いお店をあとに。
東伏見駅から隣の武蔵関駅までは歩いて20分弱ほどだったので、徒歩で向かいました。途中で通った武蔵関公園、池があってボートが漕げるみたい。
せっかくベンチがあったので、座って少しだけ本を読む。この日のお供は「アルジャーノンに花束を」。ヨルシカの影響で、初めて読んでいます。
少しだけ差し込む木漏れ日と葉の音、池の水の音、鳥の鳴く声、歩く人の話し声…そのなかで本を読む時間、最高に幸せ。
普段外にいるときはイヤホンをして音楽を聴いていることが多いのですが、この日は町のいろんな音に耳を傾けて歩きました。この辺りは、どことなくゆっくりと時間が流れているように感じた。
武蔵関駅と上石神井駅は隣同士ですが、歩き疲れてしまったので電車で。上石神井駅の南口を出ると、踏切とロータリー。中央通りへ進み、上石神井商店街へ。そのまままっすぐ歩いているとだんだん人も少なくなり、10分も経たずに富士見通りに出ました。
ヨルシカのファンの中でコインランドリーと言ったらここだろう、という場所。
「関町」とはここの辺りの地名。n-bunaさんはこの風景から歌を作ったんだな、と思いながら歩く。ここで折り返して駅に戻ります。
かわいい
駅前の様子を写真に収め、今度は「夜紛い」の時間帯に、夕焼けをバックにして撮りたいな、などと考えながら帰路に着きました。
「だから僕は音楽を辞めた」に書かれたn-bunaさんの記憶に残っている場所たち、その片鱗が伺えました。楽しかった!ヨルシカのファンの皆さんはぜひ足を運んでみてほしいです。
おまけ
実は最初、国立駅にある富士見通りが、歌詞に出てくる場所だと勘違いしていました……n-bunaさんのコラムを読み返したら違うと分かったのに…
つまり私は、小平駅に行く前に国立駅に降り立っていたわけなのですが、そちらもとっても素敵な場所だったので!
こちらの富士見通りには雰囲気の良さそうなカフェがたくさんあったんですが、ゴールデンウィークということもあり開いているお店が少なく…またリベンジしたいと思います。
おまけ2
去年の10月、「ただ君に晴れ」のMVの撮影地である、富山県の雨晴に行ったときの写真もついでにちょっとだけ🤏
本当に綺麗なところでした。